最後のレタス

薄い青色のビニール袋
冷蔵庫の前で広げた
「ごめんね、こんなになるまでほっといて」
彼女が残したレタスを1つだけ入れた
「電話が鳴れば良いのに」
 
 
出来るだけ遠くに捨てに行こう
自販機のランプが点滅している
「ごめんね、こんなになるまでほっといて」
午前2時のパーキングエリ
「電話が鳴れば良いのに」